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この記事では超一流ベッドメーカー「シモンズ」の３つの固さと、それぞれに相性の良い人について解説します。
- ニューフィット（NF）ソフト
- ゴールデンバリュー（GV）ミディアム
- エクストラハード（EH）ハード
ベッドは高価な買い物だから絶対失敗したくないですよね？
単純に好みだけで選んでしまうと失敗してしまう可能性は非常に高くなります。
筆者はマットレスの固さは体格・体重、寝姿勢に合わせて選ぶべきだと考えます。
この記事を読めばそれぞれの固さの特徴と、体格や寝姿勢ごとの相性の良い人がわかります。
この記事は以下の人におすすめです。
- ベッドを探し始めたばかり
- シモンズのマットレスの違いを知りたい
- 自分に相性の良い固さが知りたい
自分に相性の良い固さを知ることで失敗する可能性をぐっと下げることができます。
腰痛や肩こり、疲れが取れないなど眠りに関する多くの悩みの改善も見込めますので、正しい知識で自分に合った最適な寝心地を見つけましょう。
家具・インテリア販売歴14年のシモンズマニア
JIN
40代の現役家具販売員。 見てきたマットレスは300種類以上。 シモンズユーザー歴7年2枚目。 実務と使用経験の両視点から「失敗しない選び方」、「お得に買う方法」「ちょっとマニアックな商品解説」などを包み隠さず本音で解説します。
シモンズマニア厳選のおすすめマットレスは以下の記事でまとめています。
【2024年最新】シモンズマニア厳選！おすすめシモンズベッドマットレス完全ガイド。限定モデルも紹介。 目次は以下の通り。候補の固さが決まっていれば目次から直接どうぞ。
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シモンズのマットレスの特徴と違い
まずはシモンズのマットレスについての基礎知識をおさえましょう。
世界で最も長い歴史を持つベッドメーカー、それが「SIMMONS（シモンズ）」です。
長い歴史の中で培われた眠りに対してのこだわりは世界一と言っても過言はありません。
そして今ではベッドマットレスの主流となっているポケットコイルを世界で初めてベッドに採用したのがシモンズ。
- コイルが1つ1つ独立して不織布の袋に入っている
- 体の凹凸に合わせたフィット感の良い寝心地
- 独立構造により振動が伝わりづらい
このポケットコイルのバネの太さと長さには種類があります。
シモンズのバネの太さは大きく分けると3種類。
- 1.7ｍｍ線径（太さ） ニューフィット（NF) 柔らかい
- 1.9ｍｍ線径（太さ） ゴールデンバリュー（GV) ふつう＊レギュラーと呼称されるものもあります。
- 2.1ｍｍ線径（太さ） エクストラハード（EH) 固い
ここで言う太さはコイルの直径ではなく鋼線の太さです。
そして〇〇インチと表現されるバネの長さが５種類。
- ４インチ
- 5.5インチ
- 6.5インチ
- 7.5インチ
- 8.25インチ
＊４インチは一部小売店限定のみ。
＊1インチ＝2.54ｃｍ
バネの太さ（線径）×バネの長さ（高さ）
上記の掛け合わせでマットレスのベースが決まります。
| 太さ（固さ）↓ 長さ（厚さ）→ | 4インチ | 5.5インチ | 6.5インチ | 7.5インチ | 8.25インチ |
| 1.7ｍｍ 柔らかい ニューフィット | |||||
| 1.9ｍｍ ふつう ゴールデンバリュー （レギュラー） | |||||
| 2.1ｍｍ 固い エクストラハード |
例えば
・6.5インチニューフィット（1.7ｍｍ）
・5.5インチエクストラハード（1.9ｍｍ）
などが挙げられます。
同じ6.5インチニューフィットやゴールデンバリューでも種類が色々あるのはなぜ？
「インチ×線径」はあくまでベースだからです
このベースに「どんなクッション材をどれくらい加えるか」によってマットレスが分類されます。
正確には側生地やキルティング（縫い方）等によっても細かな違いはありますが今回は割愛します。
下の図はシモンズの２枚のマットレスの内部構造。
上はゴールデンバリュー、下はカスタムロイヤルニューフィットというマットレスです。
インチ①×線径②＋クッション材③＝マットレスごとに分けると赤枠のようになります。
このようにシモンズのマットレスは大きく３つの要素から構成されています。
・コイル線径(太さ)
・コイルインチ(長さ)
・クッション材
固さごとの相性の良い人
それでは選び方を踏まえた上で３つの固さごとの相性の良い人を寝姿勢と体重・体格をもとに見ていきましょう。
柔らかな優しい寝心地が特徴のニューフィットですが、特に以下の人におすすめ。
- 仰向け寝が多い体重約45～75ｋｇ
- 横向き寝が多い体重約40～70ｋｇ
- フィット感のある寝心地が好み
男性、女性問わず多くの方に当てはまるのではないでしょうか。
上記特徴に当てはまる方はまずはニューフィットから試してみましょう。
先述の通り、ニューフィットと言っても多くの種類が存在します。
詳しい解説、おすすめニューフィットマットレスは以下の記事をご覧ください。
シモンズのスタンダードな固さのゴールデンバリュー。
厚さの薄い5.5インチモデルはレギュラーと呼ばれます
多くのホテルでも導入され親しまれている固さのマットレスです。
- 仰向け寝が多い体重約65～85ｋｇ
- 横向き寝が多い体重約60～80ｋｇ
- 固めの寝心地が好み
クッション材が少ないモデルは固めでしっかりとした寝心地。
クッション材が多いモデルは上質なフィット感があり、モデルによりかなり固さに差があります。
おすすめのゴールデンバリューマットレスとより詳しい記事は以下をご参考ください。
シモンズの中で最も固い位置づけのエクストラハード。
注意点として、固めが好みというだけで体重、体格が合わない方にはおすすめいたしません。
- 仰向け寝が多い体重85ｋｇ以上
- 横向き寝が多い体重80ｋｇ以上
- 固くないと眠れない人
本当に体格の良い方、尚且つ固めが好みな方向けのマットレスです。
先ほどの寝姿勢計測システムで計測した場合、100ｋｇ近い体格でないと理想的に沈み込みません。
エクストラハードはハードに仕上げるためクッション材はあまり多く使用されておらず、モデルにより寝心地に大きな差は出にくいです。
その中でも一押しなのがこの島忠限定モデル「6.5インチエクストラハードスイートECO」というマットレス。
2.1ｍｍと1.9ｍｍを縦に交互に配列した特殊構造になっています。
寝心地も独特でエクストラハードとゴールデンバリューの中間くらいの丁度良い固さ。
固めが好みの方には本当におすすめ出来るマットレスです。
【島忠限定】シモンズエクストラハードスイートECO「AB17S17」の評判は？相性の良い人も解説 その他のおすすめエクストラハードマットレスや詳細な解説は以下の記事で解説しています。
相性が良い人の基準と根拠
好みは人それぞれですが、筆者は体格や体重、寝姿勢によって固さの種類を選ぶことを推奨いたします。
なぜなら体重が重い人は沈みやすく、軽い人は沈みにくいためです。
そして横向きであれば肩や腰骨の凹凸ラインがはっきり出ます。
対して仰向けの場合、横向きに比べ上半身とお尻部分が広範囲にわたり沈みます。
このため自分に多い寝姿勢と体重・体格に合わせたマットレス選びが必要ということです。
この記事での目安体重はシモンズのアジャスタブルメジャーベッドという寝姿勢計測システを根拠としています。
アジャスタブルメジャーベッドとはシモンズが信州大学の上條正義教授（繊維学部先進繊維･感性工学科）とともに開発した寝姿勢計測システムです。
可変スプリングとセンサーを採用し、1枚のマットレスで4つの固さを寝たまま体感できます。
- ニューフィット（NF）ソフト
- ゴールデンバリューPT MDソフト
- ゴールデンバリュー（GV）ミディアム
- エクストラハード（EH）ハード
実際は具体的に体重がどうこうの測定はありませんが体重・体格≒測定結果になるのは間違いありません。
無料で利用可能なので試したい、設置場所等詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【購入前必見】シモンズ寝姿勢計測システムで選ぶ自分に相性の良い固さ。体感できる場所も解説 相性を確かめる選び方
相性を確かめる際に注視したいポイントは仰向け、横向きそれぞれ以下の通り。
- お尻から腰にかけての隙間の具合
- 下腹部は楽か
仰向けの状態でお尻の少し上、腰のあたりに手の甲を出し入れしてみましょう。
軽く力を入れて出し入れ出来るくらいが適正な沈み込みです。
またお尻が適正に沈み込んでいない場合、下から圧迫され自然と下腹部に力が入ってしまいます。
意識しないと気付かないのでしっかり意識してみましょう。
- 肩と腰の接触部の圧迫具合
- 枕を入れて頭から腰までのラインが真っすぐか
横向きの場合、マットレスに対し最も加重がかかる肩と腰が楽か意識しましょう。
その際に必ず枕も合わせ、頭から腰まで真っすぐなラインが維持できているか確認。
枕はマットレスの固さに合わせた固さを選びましょう。
自分ではわかりづらいので可能であれば第三者に見てもらうことをおすすめします。
仰向け、横向きのそれぞれのポイントが適正でない場合、腰痛をはじめとする体の不調の原因になっていることがほとんどです。
ポイントをおさえて相性の良いマットレスを選ぶことで多くの眠りの悩みを改善することができます。
「シモンズなら腰痛改善するかな？」と思われる方は以下の記事も参考にしてみてください。
シモンズに買い替えで腰痛改善する？レビューと口コミ、失敗しない正しいマットレスの選び方も紹介。 まとめ 体格・体重・寝姿勢から相性を選ぼう
以下は記事のポイントのまとめとなります。
- 1.7ｍｍ線径（太さ） ニューフィット（NF) 柔らかい
- 1.9ｍｍ線径（太さ） ゴールデンバリュー（GV) ふつう＊レギュラーと呼称されるものもあります。
- 2.1ｍｍ線径（太さ） エクストラハード（EH) 固い
シモンズのマットレスは主に『インチ（長さ）×線径（太さ）＋クッション材＝マットレス』で構成されていてそれにより商品が分類されています。
そしてポイントは寝姿勢、体重・体格により固さを選ぶことです。
それぞれの固さの相性は以下の通り。
筆者厳選のおすすめマットレスもご参考にしていただければと思います。
【2024年最新】シモンズマニア厳選！おすすめシモンズベッドマットレス完全ガイド。限定モデルも紹介。 - 仰向け寝が多い体重約45～75ｋｇ
- 横向き寝が多い体重約40～70ｋｇ
- フィット感のある寝心地が好み
- 仰向け寝が多い体重約65～85ｋｇ
- 横向き寝が多い体重約60～80ｋｇ
- 固めの寝心地が好み
- 仰向け寝が多い体重体重85ｋｇ以上
- 横向き寝が多い体重80ｋｇ以上
- 固くないと眠れない人
「腰には固めがいい」という認識を持っている方が多いですが一概にはそうとは言えません。
実際に商品を試したい方は以下から展示場所を調べられます。
＊小売店限定モデルはシモンズギャラリーでは試せませんのでご注意ください。
他にも多くの限定モデルを展示。
シモンズ以外でも、完全無料でお試しできるマットレスもご紹介しています。
こちらで紹介しているNELLマットレスもシモンズと同じポケットコイル構造で比較的固め。
ゴールデンバリューに近い寝心地です。
価格はシモンズよりは安価なため一度試してみるのもありです。
「合わないな」と感じたら120日以内は無料で返品・返金可能なためノーリスクで試せますよ
【自宅でお試し可能】返品保証・返金保証付きマットレス。購入前に知っておくべき注意点も解説 この記事が皆さんのベッド選びの一助になれば幸いです。
以上、シモンズ社製マットレスの３つの固さについての解説した。
