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この記事では島忠ホームズ限定マットレス「ニューフィットスイートECO」AB15S08をカタログモデルのニューフィット(プレミアム)AA21212と比較解説いたします。
「ベッドはシモンズで決めている。その中でどれを選べばいいのか?」
そんなお悩みをもっている方におすすめの記事内容です。
- シモンズの購入を検討している
- 島忠ホームズ限定モデルとカタログモデルの違いを知りたい
- ニューフィットスイートECOの評判や口コミを知りたい
- 自分に相性がいいか知りたい
- 最もお得に買う方法を知りたい
最後の注意点はダブルサイズ以上を検討中の方は購入前に必ず確認することをおすすめします。


JIN
順番に見ていきましょう!
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島忠ホームズ限定モデルとは
島忠ホームズは首都圏を中心に家具・ホームセンター事業を主に運営している会社。
2021年にニトリと経営統合し、ニトリの子会社になったことでも話題になりました。
シモンズは取引先小売店によっては、その小売店限定モデルというのを製造しています。
その小売店の中でも長期に渡りシモンズとの取引高が最も大きいのが島忠ホームズ。

要するに、「たくさん売ってくれて付き合いも長いから島忠さんだけの特別な商品作りますよ」みたいな感じです。
そうして生まれた商品なので、島忠ホームズ限定シモンズは他社小売店から販売されている限定モデルよりさらに優位性を持っています。
※経営統合した一部のニトリ店舗にも一部の島忠限定シモンズを展開。(2022年10月追記)
もちろんカタログ掲載品と比較した場合も価格面では圧倒的に安く、スペック面でも充分。
一例として5.5インチレギュラーというマットレスの価格の比較表です。
カタログモデル 5.5インチレギュラー AB2131A | 島忠限定モデル 5.5インチレギュラー AB16S12 |
---|---|
![]() | ![]() |
価格 101,200円税込み *15%引きで86,000円 | 価格 74,900円税込み |
厚さ 22cm | 厚さ 23cm |
1.9mmコイル | 1.9mmコイル |
ニット生地(抗菌有) | ニット生地(抗菌無) |
通気口有り | 通気口無し |
価格は島忠限定モデルが約1万円以上安い。
スペック面ではコイルは同じ。
そして島忠ホームズ限定の方がクッション材が多く、ボリューム感とフィット感が高いんです。
反対に側生地の抗菌とベンチレーション(通気口)の有無で劣る点も。
ニット生地はそもそも通気性が良いためベンチレーションは見た目の高級感の演出要素が強いです。
違いと価格差をどう判断するかは人それぞれです。
わざわざ小売店限定商品を作るのには主に2つの理由が考えられます。
- 他社で購入できないため、価格競争に巻き込まれない。(利益の確保)(ブランドイメージの保持)
- カタログ品に対し後出しで製造できるので、競争力のある商品作りができる。
「どこでで買っても同じ物」となると一番安いところで買うのが普通ですよね?
そうなると割引合戦になり、消費者としてはありがたいですが販売者側やメーカーには痛手。
販売者は利益が削られ、メーカー、特にブランドメーカーはブランド価値が低下、さらに仕入れ価格交渉をされたりします。
そうならない為にあらかじめ価格を抑え利益を固定し、カタログモデルをベースに付加価値を加えコスパの良い商品を開発します。
安く良いものを買いたい消費者、利益と売上を確保したい販売者、ブランド価値と利益を維持したいメーカーの三方にとってメリットがあるのが小売店限定モデルというわけです。
ニューフィットスイートECOのサイズ展開と価格・購入可能ルート
それでは具体的に今回の商品を見ていきましょう。

サイズ展開・価格
まずサイズ展開、価格は以下の通り。
AB15S08 | 価格 (税込み) | 寸法 (cm) | 重量 (kg) | コイル 数 |
シングル | ¥115,000 | W97×L195×D27.5 | 24 | 578 |
セミダブル | ¥125,000 | W120×L195×D27.5 | 29 | 714 |
ダブル | ¥140,000 | W140×L195×D27.5 | 32 | 792 |
ワイドダブル | ¥160,000 | W152×L195×D27.5 | 35 | 858 |
*クイーン160 1枚or2分割 | ¥215,000 | W160×L195×D27.5 | 38 | 952 |
*クイーン170 1枚or2分割 | ¥225,000 | W170×L195×D27.5 | 40 | 986 |
*シングルショート | ¥135,000 | W97×L180×D27.5 | 20 | 527 |
販売価格は島忠ホームズでしか販売されていない為どこでも一律。
次にサイズバリエーション。
*印の3つのサイズ展開があるのが特徴。
カタログのマットレスでは無いサイズです。
【160クイーン】
Q2とも言われ他社ベッドメーカー等で展開されるやや大きめのクイーンサイズ。
その多くがマットレスが1枚、もしくは2分割の選択可能。
【170クイーン】
170はニトリのクイーンサイズの大きさ。
島忠ホームズはニトリと経営統合したことによりニトリ商品も扱うようになりました。
今まではニトリのQサイズフレームにはニトリのQサイズマットレスしか合いませんでした。
しかし、「ニトリのフレームにシモンズのマットレスを乗せるということも可能」になったということです。

シモンズは欲しいけど予算を抑えたい人にはありがたいわね!

ちなみにシングル~ダブルはサイズが共通でもともと乗せられます
そして160クイーンと同じく多くの商品で1枚、もしくは2分割の選択が可能。
2分割を選ぶ理由としては搬入経路です。
部屋には置けるスペースはあるけど、部屋までが入らない。これ、結構多いです。
戸建ての2F、3Fへの設置やエレベーターや非常階段の狭い集合住宅のお部屋への設置の際は要注意です。
そんな場合は2分割を選んだほうが無難ですね。
どうしてもの場合は購入前に購入予定店舗へ相談してみましょう。
【シングルショート】
通常のマットレスの長さは195cmですが、それより15cm短い180cmのマットレス。
「部屋の都合で短くないと入らない」
そんな場合の選択肢です。
注意点はベッドフレームもショートサイズが必須であり、種類が少ないことです。
ベッドパットやシーツなど寝装品もショートサイズを特注すると割高になります。
少しゆとりが出ますが、市販のシングルサイズで代用可能。
購入可能ルート
2023年4月現在、購入可能ルートは以下の通り。
- 島忠ホームズ店舗(一部ニトリ店舗)
- シマホネット
- Yahoo!ショッピング
- 楽天市場
- 一部ニトリ店舗
- ニトリネット
リアル店舗だと島忠ホームズはもちろん、経営統合した一部のニトリにも展示されています。
近隣に島忠ホームズが無い場合、近隣のニトリをチェックしてみましょう。
ネットの場合、直営だと島忠が運営するシマホネット、ニトリが運営するニトリネット。
大手ショッピングサイトだとYahoo!ショッピング、楽天市場で購入が可能です。
2023年4月現在Amazonでの取り扱いはありません。
そして最もお得に買うにはYahoo!ショッピング、楽天市場経由になります。
理由はポイントの還元率が最も良いからです。
シマホネット、ニトリネットは購入額の税抜き1%をニトリポイントにて還元。
Yahoo!ショッピングは常時誰でも5%還元(条件有)。
楽天市場も楽天カード支払いなど簡単な条件達成で高還元を受けられます。セールやキャンペーンを活用すればさらなるポイントアップも。
最もお得に買う方法については以下の記事で詳しく解説しています。
後悔しない為に購入前に是非ご一読ください。

ニューフィットスイートECOの特徴

次にこのマットレスの特徴を3つ紹介します。
- フィルケアポリティ混合綿
- タック・アンド・ジャンプキルト
- 環境に優しいECO素材
フィルケアポリティ混合綿

マットレスの表面近くに入っているわた。
髪の毛ぐらいの繊維で写真のように中が空洞になっており通気性・保温性・クッション性に優れた素材です。
わた自体がバネのようなスパイラル構造のため、もちもちふわふわな触感。
各小売店限定のオリジナルモデルの中でもこのフィルケアポリティ混合綿が採用されているのは島忠ホームズ限定モデルのみで、寝心地に大きく関わってきます。
そして島忠ホームズ限定モデルの中でも、このスイートECOシリーズ以上のモデルに採用されています。
タック・アンド・ジャンプキルト

簡単にいうとフィルケアポリティのボリューム感を最大限生かすことが出来る表面の縫い方で、さらなるもちもちふわふわな寝心地を提供してくれます。
そもそものクッション材のボリュームが少ないとあまり効果を発揮しませんのでクッション材の多い上位モデルのマットレスに採用されることが多いキルト構造です。
環境に優しいECO素材
上記で紹介したフィルケアポリティ、実はECO素材なんです。
ペットボトルからのリサイクルで作られ、ECOマーク認定商品にも登録されています。
カタログ掲載マットレスでもフィルケアポリティは使用されていますがECOマーク認定商品には登録されていないようです。
購入の決め手にまではなりませんが、こういうちょっとした配慮は好印象になりますね。
カタログモデルとの比較と違い

今度はカタログのマットレスとの違いを見ていきましょう

違いがわかると選びやすくなるね
ニューフィットスイートECOはカタログのビューティレストプレミアムのニューフィットがベースになっています。
下の表はそのニューフィット(プレミアム)AA21212とニューフィットスイートECOの比較表です。
ニューフィット AA21212 | NFスイートECO AB15S08 | |
画像 | ![]() | ![]() |
税込み価格 (カタログ) | Sサイズ ¥192,500 ~ 180Kサイズ ¥357,500 | Sサイズ ¥115,000 ~ 170Qサイズ ¥225,000 |
生産国 | 日本 | 日本 |
保証期間 | シモンズ 2年 (ヘタリは×) | 島忠ホームズ 5年 (ヘタリは×) |
コイルインチ数 | 1.7mm 6.5インチ | 1.7mm 6.5インチ |
コイル数S~WD | 578~858 | 578~858 |
固さ目安 多い=固め | | |
充填物(綿) | フィルケアポリティ 混合綿 1平米あたり 300g 抗菌有り | フィルケアポリティ 混合綿 1平米あたり 200g 抗菌無し |
キルト | タックアンド ジャンプキルト | タックアンド ジャンプキルト |
ベンチレーション (通気口) | 有り | 無し |
厚さ(cm) | 28 | 27.5 |
黄色の部分が異なるポイント。
- 販売価格
- 保証期間
- 充填物の量(厚さ)と抗菌の有無
- ベンチレーションの有無
【販売価格】
圧倒的にNFスイートECOの方が安いです。
カタログ品はカタログ表記価格なので一般的な実販売金額で言うとシングルサイズで163,000円くらい。
それでも約48,000円の差があります。
【保証期間】
シモンズでの保証期間は2年。
しかしあくまでこれはメーカー保証期間。
販売店ごとに保証期間を別途設けているケースが多いです。
島忠ホームズは5年保証。
家具業界ではかなりの長期保証です。
ちなみに島忠ホームズでカタログモデルを購入しても5年保証になります。
どちらも使用に伴う劣化やへたりは対象外。
主に内部構造に対しての保証になります。
【充填物】
価格の差にも最も大きく影響しているのがこのフィルケアポリティ混合綿という充填物の量。

その量はカタログモデルが1平米あたり300g。
それに対しニューフィットスイートECOが200gと2/3の量。
そのためニューフィットスイートECOはボリューム感が抑えられています。
カタログのニューフィットと比較すると寝心地は少し固め。
それでもかなりソフトですが・・・。
充填量が少ないため必然的に厚みも0.5cmほど薄くなります。

ちなみにどちらのモデルも両面同じ作りなので、ひっくり返して使うことも可能です
またフィルケアポリティ混合綿はシモンズのカタログでは「抗菌ポリエステル綿」と表記されています。
ニューフィットスイートECOには「抗菌」の表記が無いことから抗菌加工の有無も違いとして挙げられます。
【ベンチレーション(通気口)の有無】
カタログモデルにはマットレス側面にベンチレーション(通気口)があります。

そして側面生地が通気性の良い生地になっています。
対してニューフィットスイートECOはベンチレーションは無く、こちらも通気性の良い生地で側面が作られています。
直径3cmほどのメッキのベンチレーションは見た目の高級感の演出の意味合いが大きく、どちらも通気性に関しては心配はありません。
湿気は下に落ちる為、どちらの場合もマットレスの下をすのこにしたり、除湿シートを入れたりと工夫をおすすめします。
【その他の細かい違い】
外側の生地はどちらも肌触りと伸縮性に優れたニット生地ですが、厳密にいうとカタログモデルの方がより高品質なニット生地を採用しています。
あとは「ニューフィット」のラベルが足元側面にあるか、上部にあるか。くらいです。
ニューフィットスイートECOがおすすめな人
NFスイートECOがおすすめな人は以下の通り。
- 予算を抑えてシモンズのちょっといいマットレスが欲しい人
- 仰向け寝が多い体重約50~70kg
- 横向き寝が多い体重約45~65kg
- フィット感のある寝心地が好み
一つ目はカタログモデルと比較してスペック面では大幅に劣る違いが無く価格が安いからです。
高級ブランドであるシモンズの贅沢な部分を抑え、本質的に重要な部分はしっかり押さえています。
「オリジナル品なんて邪道だ」というこだわりのある人以外にはお得に感じるのではないでしょうか。
2~4つ目はニューフィットスイートECOに限らず、ニューフィットそのものが相性が良い人。
日本人の平均的な体格の方の多くが当てはまるのではないでしょうか。
当てはまらない方は他の固さがおすすめです。
以下の目安と解説記事を参考にしてください。
- 仰向け寝が多い体重約55~75kg
- 横向き寝が多い体重約60~80kg
- 固めの寝心地が好み

- 仰向け寝が多い体重75kg以上
- 横向き寝が多い体重80kg以上
- 固くないと眠れない人

この体格・体重の基準の根拠はシモンズのアジャスタブルメジャーベッドを基としています。
アジャスタブルメジャーベッドとは寝姿勢を計測しシモンズの3つの固さの中で自分に相性の良い固さを科学的に提案してくれるシステム。
具体的に体重が出るわけではありませんが目安として上記体重の方はほとんど当てはまります。
シモンズギャラリー東京、大阪と神奈川、埼玉の一部の取り扱い店舗に設置されています。
無料で利用可能なので本気で選びたいのであれば試す価値ありです。
詳しくは以下の記事で解説しています。

ニューフィットスイートECOは実際に寝てみると「柔らかっ!」という印象を持つと思います。
しかしそのまましばらく横になりお尻から腰、そして下腹部を意識してみてください。

腰に隙間が無く、下腹部に力が入ってなければ適正な沈み込みと言えます。
そして枕を入れて横向きになり肩と腰を意識してみてください。

頭から腰までのラインが真っすぐになり腰は隙間なく、肩は圧迫が少なく感じられればOKです。
これを必ずゴールデンバリューでも行ってください。
比較することで相性が明確になります。
ニューフィットスイートECO(NF)レビューと口コミ
ネット上にはシモンズのカタログ商品の口コミは多く見受けられますが、島忠限定品はそう多くはありません。
島忠が運営しているシマホネットでのレビューと口コミをご紹介いたします。
また「スイートECOシリーズ」で1つのレビューになっているようで、ニューフィットと明記、もしくはそうであろうと思われるものとなります。

ちなみに★1はエクストラハード(最も固い)を小柄な女性が買ってしまったようで固すぎるという内容でした。

ニューフィットスイートECOに関しては悪い口コミは見当たりませんでした。
口コミ投稿自体が少なくあまり参考にはならないかもしれません。
やはり体格・体重・寝姿勢を目安に選んでいただくことが失敗しない選び方です。
ニューフィットスイートECOは細身な人におすすめ

この記事のポイントをまとめると以下の通り。
- シモンズにはカタログモデル以外に小売店限定モデルがある
- シモンズの小売店限定モデルなら島忠ホームズがおすすめ
- カタログモデルと比較してもコスパよし
- 体格、体重、寝姿勢によっては他の固さを検討
- Yahoo!ショッピング、楽天市場経由が最もお得
カタログモデルのニューフィットとの価格差は約48,000円。

個人的には約5万円もの価格差なら圧倒的にスイートECOがおすすめ!
眠りは日々のパフォーマンスに直結します。質の高い眠りは日常のパフォーマンスを向上させてくれます。
どちらも10万円以上する高価な買い物ですが、平均7~10年使える耐久消費財。
シングルサイズのスイートECOの場合、1年あたりの金額換算は16,428円(7年)~11,500円(10年)です。
眠りへの投資は健康と日常生活への投資。そう考えると決して悪くない自己投資ではないでしょうか。
今回解説した違いを参考にご自身の予算と相性の合ったマットレス選びをして頂ければ幸いです。
搬入についての注意点
最後にダブルサイズ以上のベッドを購入検討されている方への注意事項です。
部屋の設置場所の寸法を確認するのはもちろんですが、以下の点を必ず確認しましょう。
- 戸建ての2Fや3F設置の場合、階段からの搬入は可能か?
- 階段からの搬入が困難な場合、外から吊上げ搬入は可能か?(窓の大きさと取り外しの可否、作業スペースの有無)
- 配送料にはどこまでが含まれているか?(例:吊上げ作業まで、玄関渡し、〇階まで)
- 集合住宅の場合、エレベーターの奥行き、高さの確認
- エレベーターが不可の場合、非常階段からの搬入は可能か?(追加料金の有無)
- 直角に曲がる通路の有無とその幅(クランクは特に注意)
特に6.5インチ以上の厚みのあるマットレスになると搬入が困難な場合が多くあります。
不安な場合は必ず購入予定店舗へ相談しましょう。
販売店によっては吊上げ等の搬入まで対応していない場合もあります。
対応していても別途高額な料金がかかるケースもあります。
後々のトラブル防止のため必ず確認しましょう。
島忠ホームズはじめ購入店には搬入見積もりサービス(有料が多い)を行っている販売店もあります。
不安な場合は利用してみましょう。
この記事が皆さまのベッド選びの参考になれば幸いです。
以上、シモンズの6.5インチニューフィットスイートECOについての解説でした。